「脳のクセ」を利用すれば、お金持ち体質に変わる!

脳を活性化させて、仕事や投資で成果を出すコツ

仕事の効率を上げたい、お金持ちになりたい――。目標を達成するためのカギは、「脳との付き合い方」にあった!? 脳の持つ「クセ」を知り、うまく活用することで、成果をだしやすい体質を作ることが可能なのだそう。作家で医師の米山公啓先生が、脳の効率的な鍛え方をレクチャー!



――脳を活性化させて、仕事や投資で成果を出したい――。どんなことを心がければいいのでしょうか?



米山医師(以下、米山さん):脳を活性化させるには、脳が持つ「クセ」を活用することです。例えば、脳には「同じことを繰り返したい」という面と、「新しいことを追求したい」という2面性があります。その習性をうまく使うことで、グッと成果があがりやすくなるんです。



すでに出来上がった脳の回路を使い続けることで、少しずつバージョンアップされ、効率的に動けるようになる。これは、仕事をスムーズに進める上では重要ですが、一方で、だんだん脳が刺激されなくなってマンネリ化し、新しい発想が出にくくなったり、環境の変化に適応するのが難しくなってしまう。



それらを防ぐには、変化が必要です。「新しい経験」をとり入れることで、脳に刺激を与える。小さなことで構いません。近場に旅行に行ったり、興味のあることにトライしてみる、昔ハマっていたことをもう一度再開させるのもいいでしょう。

特に、五感を刺激すると脳は活性化されやすい。見て、触れて、感じる体験により、脳内に新たな回路を作り出すことができます。私も定期的に旅をしたり、人がやらないことを楽しんでやるということを実践するようにしています。



――確かに、年齢を重ねると“これまでのやり方”に固執してしまう傾向は強いですね。チャレンジする意欲もだんだんなくなっていくような気がします。

年齢とともに「やる気」がなくなっていく理由

米山さん:モチベーションを作り出すのは「ドーパミン」という脳内物質ですが、これは年齢とともに減っていくんですね。やる気物質のドーパミンを枯渇させないためには、小さな工夫が必要なんです。



――例えば、どんな方法が?

米山さん:仕事が8割終わった時点で切り上げ、翌日に回すのもひとつの手。人は、目的を完遂すると達成感を得て満足し、次のことにとりかかるまでに時間がかかります。

ですから、8割の時点で意図的にやめることで、翌日も意欲が持続する。途中で切り上げるのは勇気がいりますが、ドーパミンを枯渇させないことが、長くやる気を持続させる仕事術になるんですね。



――「燃え尽きない」程度にしておくのですね。

米山さん:脳の2面性をうまく使えば、スキルを高めつつ、新しいことにチャレンジする意欲を保てますから、当然、成果もあがりやすくなります。ドーパミンが最も出やすいのは、「期待感」があるとき。

つまり、自分に何かしらの「報酬」を与えることで、モチベーションを持続しやすくなります。



多くの場合、人間にとって一番のモチベーションは、「お金」です。例えば、ダイエットという辛いことをやり遂げようとするのは、なかなか難しいものですが、達成したらお金がもらえるとしたら本気で取り組もうと思いませんか?

貯金をするためには具体的な目的が必要

――例えば、「貯金をしたい」という目標をたてても、思うように貯められないケースは多いものです。自分をコントロールするために良い方法はありますか?



米山さん:目的と目標をうまく設定することが大切です。貯めてどうしたいのか、具体的な目的をイメージしましょう。そして目標設定は、実現可能なものにしないとダメ。貯金の少ない人がいきなり1000万円などという目標をたてても挫折するだけです。



まずは、10万円、100万円と、 段階を踏んで設定する。小さな成功体験を積むことが、次への意欲につながります。目標設定の基準は、「頑張れば五分五分でできるぐらい」のレベルが最もドーパミンがでやすい。 自分の能力に見合ったところの少し上を目指すのがコツですね。



教えてくれたのは……米山公啓(よねやま きみひろ)さん

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